表題通り。みんな何をしているのか気になる。
こういう質問をすると、家でひたすら寝るとか、一日中ネットフリックスを見るとか、「予定のない日なんてない。休日は常に予定を詰め込んでいる」なんて答えをくれる人もいる。それぞれどれもいい過ごし方だと思う。
かくいう私は今年度から社会人となり、予定のない休日になにをすればよいのかしばらく悩んでいたのだが、最近になってだいたい定まってきた。散歩である。ひたすら近所を散歩している。本当になんの計画性もなく気の向くままに適当にねりねりと練り歩き、だいたいパン屋に寄ったりブックオフに寄るなどして適当に遊んだ後、スーパーで食糧を買って帰宅する、そんな感じでルーティン化している。
今日もパン屋でお昼ご飯を食べた。いが栗のデニッシュ、かぼちゃあんぱん、カレーパン!前回の記事で挙げたパン屋が気に入ったのでまた行った次第。ハロウィンだったので甘い物多めにしてみたが、くりのデニッシュを食べ終えた時点で口の中が甘々になってしまったので、かぼちゃあんぱんはお持ち帰りした…。
散歩のいい点、まずは程よく体力を消費できること。特に次の日が仕事で早く寝なければいけない場合は、程よく疲れていたほうがよく眠れるので合理的だと思う。
そして何より街を探索するのが面白い。特に今住んでいる街は今年度から住み始めたばかりなので、知らない場所がたくさんある。普段行き来するエリアはもう見慣れてしまったが、少し生活圏内から外れたところへ行くと、完全に見慣れない、新鮮な景色が広がっている。探索のしがいがあるのだ。
昔から知らない街の探索が好きだった。特に、その土地から誰かの生活の営みが垣間見えると少し嬉しい。自分にとって見知らぬ土地が、誰かにとっての故郷だったり帰る場所なのだと思うと不思議な気持ちになって、それが面白く感じられたからだ。
少し目立たない場所にあるご飯屋さんだとか、ぼろぼろの古びた看板が掲げられているものの未だ地元民によく利用されているお店やゴルフ場、もう営業していないと思われる駅裏の美容院、ハロウィンの飾り付けをした地元の和菓子屋さんだとか、築年数の古い集合住宅に出入りする人々を見るのが好きだ。人様の生活を垣間見るのが趣味なわけではなく、自分以外の人生がこんなにもたくさんあるのだと実感することが好きなのだと思う。
似たような話だが、Google mapとかを見たときに、豆粒みたいな四角が密集しているエリア(すなわち住宅街)を見つけるとドキッとする。こんなにもたくさんの人生がこの土地にひしめいているのかと考えると怖くなってくる。世界は重い…
散歩していたら喉が渇いたので、コンビニに寄った。お茶かコーヒーでもよかったのだが、普段はあまり買わないコーラを買った。最近同じものばかり買うので、たまには普段選ばないものを選ぶ方がいいかと思ったから…
ここに引っ越して半年と少し、少しはこの土地に馴染めただろうか?この土地でもっと友達とか知り合いを作った方がいいのだろうか?なんて考えていたらなんだか少し寂しくなってきて、なぜか帰りにスーパーで子供向けのちいかわカレーを買ってしまった。ミーハー心か?エンタメ性が欲しかったのか?(ちいかわのマンガ自体はTwitterで追って読んでいるが、特にグッズを集めているわけではない)
シールがついているなんてなんだか得した気分だ。甘口らしいが、ちょっと食べるのが楽しみ。
そういえば今日の散歩中、良さげなローカルのカレー屋をみつけた。次の休みの日に行ってみようと思う。